【回答3】作品とは関係ない情報でストレスをためがち
その作品が好きだからそれに関することならなんでも知りたい!作品を見る時に変なストレスを感じないためにはどうしたらいいですか?
これな~、これは神経質オタクには随分深刻な問題だと思います。
原則、作品の本質と作者の本質ってのは全く関わりないもの。昔は、っていえるほど私も長く生きてないけど、少なくとも私がエヴァとかもののけに夢中だったころ、プロデューサーが誰だとか製作会社がどことか、全然知りませんでした。こどもだったしね。
私、ジブリのもののけ姫がめちゃめちゃ好きで、そのことしか考えてなかった時期があります。
アニメージュかアニメディアか、どっちか忘れちゃったけど、サンとモロのばかでかいポスターが付録で、それを部屋に貼ってにこにこしてました。
けど、あれは映画で、二時間もあったら終わってしまう。後編も続刊もpart2もない。おまけに田舎住まいで、映画はそう何回も見られるものではない。
作品ってのは、作り手の思いがこもった贅沢品であり、新鮮な驚きや感動っていうのはずっと与えてもらえるわけではない。ということを知ってから、貪欲になる。
付録や絵目的で買ってもらったアニメ雑誌の、字の細かいところを必死で読んで、スタッフがどういう思いをどのシーンのどんなところで表現したかっていうのを知る。絵コンテを見る。同じファンがどんな感想を寄せたかをおてがみコーナーで読む。それは、作品自体が発するメッセージそのものではないけど、新たな発見になる。喜びを足していく。これはもう、蒐集する喜びだと思います。コレクションですね。ボトルキャップを集めるように、情報を集めて自分のなかで大切に並べるのが楽しい。
大事なのは、ここで私が集める情報ってのは、紙面にしろテレビにしろ、編集が入ってるってところです。
その頃と違って、今は情報量がすごい。なんと、クリエイターからの発信を直接読むこともできる。本尊からの信託が、誰の編集も介さず届けられるってどういうこと?それだけでも大変なのに、ファンの意見なんかも見ていったらそらもうえらいことになる。情報の飽和です。
贅の極みというのが、この問題の本質じゃないかな。なら遮断すればいいじゃん、ということに気づくのはわけないことですが、蒐集すること自体が喜びになってしまっていると、これは身を切るより痛い。だって、努力ともいえないようなお手軽さで、情報はいくらでも入ってくる……。
だから、この問題に対する一番の解決法はまあ「みるな!」 なんですけど、それは残酷すぎるので、そこはもうちょっと優しくいきたいところです。
そうしたらやはり、ノイズを減らす努力しかないかな。そういうのを加味してマイナスな感想言っちゃいがちな人のリツイートは表示しない、わりと楽しい項目だけ読むなんかね。難しいな…いや、作品の本質と本人の性格は関係ないんだって!それ検索すること自体無意味だから!
名前を言ってはいけないあのジャンルについては、とりあえずいい思い出のところにしまおう、とりあえず。
蛇足 懐かしい話だけどこれを思い出した。
「美しい音色を奏でられる人に悪い人がいるわけがない」という葉加瀬太郎に岸田メルの絵をぶつけるツイッタラー - Togetterまとめ
http://togetter.com/li/941520
はー、それにしても、また日付割っちゃった。
最後にまとめてやっちまお!っていう、計画性のないこどもと夏休みと宿題の相関性みたいなバッドエンド確定のルートを選びがち。
計画性ってどうやったら身につくものですか?